VCIA型 4ツ爪円型組込タイプ
旋盤に装着すれば作業手順が変わることなく自由に偏芯加工・異形材加工ができます。
VCIA型
- 3ツ爪チャックで異型角材を把握できます。
- 丸材、角材の偏芯加工が自由自在にできます。
- 面引き加工・ブロック加工が容易にできます。
使用方法
- 1. 旋盤の生爪を取り外します。
- 2. 専用ホルダー(VCH-A)を3箇所に取付けます。
1箇所は位置決めピン用、もう1箇所は割り入り部分用となります。
- 3. 付属のジグでΦ40の位置確認しセット位置の目安とします。
- 1目盛:2/100mm
- 4. 平面上にVCⅠAを置き、概略寸法偏芯量を決めて加工材料を仮止め(脱着の間隙を保持/0.3mm程度)します。
材料の落下を防ぐため、一度VCⅠAから材料を外してからVCⅠAを旋盤チャックで固定します。
- 5. 再度材料をVCⅠAに固定し、旋盤のチャックをON・OFFしながらダイヤルゲージで確認し適正な概略位置で固定します。
捨て加工し、ダイヤルゲージで確認しながらVCⅠAの送りネジにて微調整し、正確な材料取り付け位置を決定します。
- チャック状態
爪と本体の間は、間隙ができる様に取り付けます。 - 6. 固定ネジ 4箇所を固定します。
- 7. 偏芯量に応じてバランサーを取り付けます。
位置ずれや取り付け不備の無いことを再度確認し、安全な回転数で加工を開始します。
使用上の注意事項
- 爪の中心部でチャッキングする
- 芯出し、偏芯量はダイヤルゲージで確認する
- ワークセット後は必ず固定ネジで固定する
- 偏芯加工ではアンバランスが発生するので、バランサーを取付け安全な回転数を確認して使用する